卒業生たちに聞いてみた!

Q1.何歳で入所しましたか?

 

          

 

Q2.出身は何処ですか?

 

 

卒業生の言葉

 
 
 
 
 

39期・40期 兒玉悠真 (入所当時19歳・宮崎県)

僕が研究所に入る事を決めたのは自分が入る前、38期の卒業公演を見てからでした。歌う事が好きだった自分にとってその公演は光り輝いて見えました。また、38期の皆さんの仲のいいやり取りを見てこんな関係良いなぁと思った事も1つの要因でした。
2年間通わせて頂きましたが、メンバーが違えば出来上がる作品もガラッと変わる。それがもどかしくもありながら面白くもありました。
人の目を見て話すことも出来なかった僕ですが度重なるレッスンやワークショップのおかげで今や人並みに話せるようになってる気がします。それだけでもここに来た意味があったのではないかと、そう思っています。
また、この研究所では公演に際してそれぞれ研究生が演者としてだけでなく裏方の仕事もやります。舞台監督や小道具の準備や作成の手伝い等、やることがいっぱいでしたが、その分公演が終わった後の達成感も段違いでした。
今は研究所を卒業してから前々から続けていたバイトの方に精を出していますが、また何らかの形で演劇に関わりたいなと思っています。そんな風に思えるくらい後悔は多々ありますがそれ以上に楽しい思い出をくれる研究所でした。

 
 
 
 
 

36期・37期 今井光子(入所当時20歳・名古屋市)

私が研究所に入った理由は、高校生の時に芝居に興味をもち、演劇をもう少し深く知りたいと思ったからです。
芸術大学を視野に入れていましたが、学費も高く、当時は大学というものに関心がなかったので、嫌々行くのも‥と渋っている最中、生涯センターや施設に置いてある演劇に関するチラシを目にするうちに、ワークショップや研究所を行っているということを知り、インターネットで検索をし始めました。
また、学生時代に学校で観た「パイレーツオブ 花山田小学校」を思い出しました。まさに、劇団うりんこの公演でした。
ホームページを見ると研究所があり、そこに辿り着きました。
その後は研究生の公演に何度か足を運んだり、研究所に入る前に行われるオープンアクターズスクールに参加し、劇団員の方と初めて接する機会を得ました。初めて行うことばかりで緊張しながらも、心身ともに解放され、全身を使って楽しみました。劇団の雰囲気や、稽古内容にも惹かれて、入ることに決めました。
研究生になって、劇団員の普段のお仕事が身近で見られることができました。劇場公演の手伝いや、学校公演にまで同伴させていただけたりと、舞台作りから携わらせてもらえてすごく貴重な経験でした。
また、様々な年代の方と、同期生として一緒に稽古を受けることで、それぞれの人生経験や考え方、価値観、得意・不得意などを含めて、お互いに補いあったり、視野を広げたりと、人として成長できる場でした。
あまり身近ではなかった、ダンス/殺陣/日舞/エチュード/身体の使い方‥等々、幅広い分野を学ぶことができ、次はどんなことをするのだろう、とか時には忍耐強く、自分自身の殻を破らねばならないときもありましたが、そういったことを乗り越えた先にある、自分やみんなの姿を見られたのが良かったと感じています。
劇団うりんこには入団しませんでしたが、演劇を深めたい、続けたい気持ちが増していたので、今は通信制の大学で表現文化を学びながら、お芝居を続けています。
うりんこの研究所に出会えたからこそ、色々な探求の楽しさを知りました。心から感謝しています。

 
 
 
 
 

38期 田岡梨乃 (入所当時21歳・名古屋市)

私は全くの演技未経験の状態で研究所に入所しました。
もともと目立つことは好きでしたが、今まで演劇部や児童劇団などに所属したことはなく、高校の文化祭で劇を発表したときに強い達成感を得て、そこで初めて演じることに興味を持ちました。
大学に進学してから研究所の存在を知り、小学生の頃から劇団うりんこに耳馴染みがあったことから思い切って入所することにしました。
入所当時は何もかも手さぐりの状態で、本当にお芝居の勉強になっているのかと実感が伴わないこともありましたが、レッスンを重ねるにつれてどの劇団員の方も、「自分がそこに居てどう感じているか」ということを大切にしているのではないか?と感じたときに、お芝居をすることがより一層楽しくなりました。
研究所に1年間通い、もちろん演劇のこともたくさん学びましたが、その他のこともたくさん吸収したように思います。
例えば、相手の状態をよく見ることの大切さや、臨機応変に行動を変えることの難しさ。それから、仲間と1つのものを創り上げる美しさ。
研究所での1年間は役者を目指していない私にとっても学ぶことが多い1年間であり、紛れもなく、学校では体験できない青春でした。

 
 
 
 
 

40期 安藤ゆうゆ (入所当時24歳・愛知県)

私は、2020年3月に無事研究所を卒所しました。
研究所で学んだ一年は、濃密でとても濃い一年間でした。
一年前、念願のうりんこ研究所へ入所が決まり、とても嬉しかったことを覚えています。
私は小さい頃から歌うことが大好きで、歌を通じてお芝居を知りました。
小さい頃から現在も、地域の合唱団に入り一年に一回舞台に立っています。
そんな中で、〝もっとお芝居について学んでみたい〟と、思い入所を決意しました。
 
レッスンを受けてみると、初めてがいっぱいでした。
思い返すと、舞台に立ったことはあってもお芝居について学んだことがないことに気付きました。
ほかのメンバーは、学校で学んだことがあったり、仕事で関わっていたり、研究所2年目のメンバーもいて、不安や焦りもありました。
私ついていけるかな?大丈夫かな?と緊張していたのを覚えています。
ですが、毎レッスン分からないところは質問できる環境を作ってくださり、すぐに〝やるぞ〜!!頑張るぞ〜!!〟という気持ちになりました。
研究所は、普段の生活では味わえない楽しさや緊張感がありました。
いつも観ている劇団員さんから直接教わることができること、お話や質問ができることは私の中でとても大きなことでした。
そして、その劇団員さんたちがいつも演じている場所に、自分たちも立つことができること!
とてもワクワクしました。
研究所では、中間発表と卒業公演でみなさんに観ていただく機会がありました。
作品に参加する上で、役者だけでなく、みんなで役割分担をしました。
劇団員さんにサポートしていただきながら舞台監督や衣裳、大道具、制作など色々な役割がありました。
一つの作品を作り上げるのにたくさんの時間や人が動くことを実感しました。
私は、中間発表で舞台監督、卒業公演で制作を担当しました。
中間発表では、役も舞台監督も、もっと良い言い方ややり方があったんじゃないか、と悔しい気持ちがありました。
その気持ちをバネに卒業公演に臨むことができ、年に2回も舞台に立てることのありがたさを感じました。
初めて会うメンバー、劇団員さん、講師の方々、見に来てくださるお客様も含め、一年でたくさんの人と出会いました。
卒業した今、研究所のレッスンがないことがなんだか不思議に感じます。
現在も、合唱団で大好きな歌を歌ったり、舞台に立つことを続けています。
研究所に入るとき、自分の中でいくつか目標を決めていました。
達成できたものもあれば、できなかったものもあります。
研究所で学んだことを活かして、今後も目標に向かって頑張っていきたいと思います。

 
 
 
 
 

37期 田中千晴 (入所当時42歳・愛知県)

42歳の時に、うりんこの研究所の門を叩きました。我ながら思い切ったことをしたと思います。それまでの演劇経験はほぼゼロ。入所前に、たまたま参加した市民参加型の朗読劇で、演劇の楽しさを知りました。その時、指導や演出、一緒に舞台に立った役者さんが、劇団うりんこの方だったということ。そして、小学生の時に、普通の体育館をステキな舞台に変身させ、ワクワクする劇を見せてくれたのが、劇団うりんこだったこと。という縁を信じて、37期生に。
37期生は、男1人、女9人の10人。研究所は、約1年間、週3日の稽古。中間発表や卒業公演が近づくと、稽古はほぼ毎日。正直大変でした。家や仕事との両立もそうですが、私だけ異質な気がして。だって、年齢、環境、経験が他の9人と違いすぎます。必死でした。みんなの足を引っ張らないようにと。でも、辛くなかったです。勿論、上手くできないことはたくさんありました
ダンスのレッスンでは、体の硬さで泣きました。体力では皆より劣りました。殺陣のレッスンでは、受け身の取り方が特に難しかったです。セリフをなかなか覚えられず、本番前は知恵熱が出たこともありました。
それでも、毎回楽しかったです。違いはあっても、仲良くしてくれた37期生や劇団員の方々。私の人生を、今まで以上に彩り豊かにしてくれました。縁を信じて本当に良かったです。

卒業生の進路

 
12月頃にある、劇団うりんこ劇団員審査を経て、劇団うりんこに入団する人。
そのほか、働きながら、他劇団や市民劇に参加して役者を続ける人。
声優の道に進む人。
演劇関係の仕事に就く人。
学校の先生、保育士、学童の指導員などのお仕事に活かす人。
学校の勉強に活かして、学校生活を送っている人。
さらに演劇を深く学んでいる人。
研究所で過ごした日々を思い出に、日常を送っている人。
みなさん、卒業後は様々な道に進んでいます。

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劇団うりんこ付属演劇研究所 募集要項