上演時間  65分(休憩なし)  構成人数  3名   1公演最大観劇人数  300名
 準備時間  3時間半  片づけ時間  約1時間半    

※体育館の条件により(例:2階の体育館・搬入経路が長い等)準備・片づけ時間は多少変動します。 
 
STAFF
原作◎ヘルメ・ハイネ「きみがしらないひみつの三人」(徳間書店より) 訳◎天沼春樹 脚本・演出◎田辺剛(下鴨車窓)
美術◎川上明子 照明◎四方あさお 衣裳◎南野詩恵 音楽◎佐藤容子 音響◎四方あさお 宣伝美術◎イラスト 中川貴雄・デザイン 太田貴子 写真◎服部義安 撮影◎清水智子(清水プランニング) 
 
CAST
原田邦英 はまだきよ 髙場哲也

『きみがしらないひみつの三人』が令和元年厚生労働省社会保障審議会特別推薦児童福祉文化財 に選ばれました!

STORY

きみが生まれた日、三人のともだちがやってきた。
ある日、きみが生まれた。
きみのところに三人のともだちがやってくる。
アタマはかせ、ハートおばさん、いぶくろおじさん。
三人は仲良しだけど、時々けんかしたり、誰かひとりがしょんぼりしたりする。
三人とも黙り込んでしまうと、きみは病気になったりする。
この三人は一日も休む事なく、きみの中で働き続ける。
きみがはじめて立ち上がった日、泣いた日、笑った日、誰かを好きになった日も。
きみがこの世からさよならする日まで。

MESSAGE

赤ちゃんだった君が大きくなるまでにたくさんの人が見守り、味方になって応援してくれました。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、ともだちや先生。でも誰よりも君を応援しているのは君の体や心です。悲しい事があって涙が止まらない時、もう立ち直れないくらい落ち込んじゃった時、恐くて足がすくんじゃった時。風邪で熱が出たり、ケガをした時もいつの間にか治って元気にになるのは君自身がすごくがんばったからなのです。
君はとても素晴らしくて大切な人です。これからもずっと。このお芝居を観てくれた君が、君自身はもちろん、家族やともだちひとりひとりが素晴らしい人間なんだと感じてくれたらうれしいです。

子どもの感想

 
とても感どうしました。うりんこさんが伝えたい事は、「自分が知らなくてもだれかが応えんをしている?」という事だと思います。じぶんが生まれた時、すぐに来てくれて、助けてくれて、応えんして、最後まで、みてくれる、じぶんもそうやって生きていくんだなと思いました。(5年・男児)
 
あたまはかせは あのぼうえんきょうでどうしてくもってみえなくなったんですか。ぼくのあたまはかせもみえないときもあるのかなとおもいました。(1年・男児)
 
いろんな気持ちがありました。うれしい気持ち、たのしい気持ち、人は、みんな心を持っています。人は、いろんなことを思う。それが人なんだって思いました。(5年・男児)
 
『きみがしらないひみつの三人』が体の中にいると思わなかった!けど、ぼくは3人が体にいると思いながら今日の劇を見たらすごくおもしろく見れたのでよかったです。胃ぶくろおじさんは、消化されたのにリサイクルしていたので現実でもいてほしいと思いました。頭博士は、自分の頭にいるのですごくありがたいと思いました。ハートおばさんは、自分のきもちをせいりしてくれるのですごくありがたいです。(6年・男児)
 
このげきは、「人の命ってすばらしいものなんだよ。」そんなメッセージを、とどけてくれたんだと思いました。人は、悲しみやくるしみを乗りこえ、どんどん成長して、幸せな人生を歩むんだな、それは、きみのしらない「ひみつの三人」のおかげなんだと、そんな思いが芽生えてきました。本当に、すばらしい劇をありがとう。歌、感動しました。(5年・男児)