上演時間  65分(休憩なし)  構成人数  5名   1公演最大観劇人数  500名
 準備時間  3時間  片づけ時間  約1時間半    

※体育館の条件により(例:2階の体育館・搬入経路が長い等)準備・片づけ時間は多少変動します。 
 
STAFF
原作:みうらかれん「なんちゃってヒーロー」(講談社刊)©みうらかれん/講談社
脚本・演出:北村直樹
美術:乘峯雅寛 照明:四方あさお 衣裳:さくま晶子 音楽・音響:ノノヤママナコ 写真:服部義安 映像:清水ジロー アクション:児玉しし丸 演出助手:小原ひろみ 宣伝美術:イラスト サナダシン・デザイン 伊藤祐基 写真:服部義安 映像:清水ジロー 
 
CAST
大谷勇次 内田成信 鷲見裕美 宮腰裕貴 山内周祐

STORY

俺は蒲生(がもう)創(はじめ)。小学6年。勉強は苦手。毎日たいくつ。
「自分の夢に向かって頑張れる子になってほしい」って大人は言うけど…夢なんてねぇし…。
で、思いついた。「特撮スーパーヒーローXを作る!」って。
幼なじみで図工が得意なチューリン、クラスでは目立たないマルコ、優等生のリコウも仲間になり「ガモー特撮隊」を結成した。
子どもに特撮なんか作れるのかって?!俺たちは、ただ大人に言われるがままに、退屈な日々を過ごすだけじゃない。
こんなくだらないことに本気になるなんて、大人にはきっとできない。
くだらなくて、安っぽくて、適当で、バカみたいで。でも、最高に楽しい!
俺の退屈な毎日は、ヒーローXのビームで見事に吹っ飛んでいた。

MESSAGE

毎日退屈していたガモーが思いついた「特撮」。一人では出来ないけど、仲間と得意技を出し合い、たがいを助け合い「ヒーローX」が完成します。
特撮をつくっても、テストの点数が良くなるわけじゃありません。将来の役に立つわけでもありません。誰かに褒められるわけでもありません。でも、みんなと一緒に自分たちの手で何かを創ることは、むちゃくちゃ面白いのです!いろんな子がいるから、可能性が広がります。一緒にやるから、関りが深まります。ケンカもするから、心が深まります。
「オレら子どものビームが、大人の度肝を抜くことだって、きっとあるよ」
ガモー特撮隊のビームは、劇を観てくれる子どもたちみんなをワクワクさせることでしょう!

 
 

子どもの感想

 
ぼくもヒーローは、あまりしんじていなかったけど、このげきのようにゆめをしんじてぼくもすすんでいきたいです。そして、ゆめをかなえたいです。(4年・男児)
 
うりんこのみなさんは、登場人物の、気持ちをこめて、表じょうをかえていたりして、すごいと思いました。だれかに、反対されても、とくさつを作っていて、わたしは、、やると思ったことは、反対されてもやればできると思ったので、自分も、やると思ったことは、最後まで、あきらめないで、必ずやりきりたいです。(4年・女児)
 
ぼくはうりんこさんのげきを見て最初に言ったイノシシの子どもみたいに一直線という思いがほんとうにげきでも夢にむかって一直線だったので ぼくも夢に向かって一直線に行きたいです。(4年・男児)
 
わたしは、どんな事にも、いっしょうけんめいやれば、いつか、せいこうすることができるのを知りました。ヒーロー役もやればできるということも、知りました。こっそりビームをしてるところがおもしろかったです。(4年・男児)
 
ぼくは、一人ではできないことを協力きてやっていたのですごいと思いました。僕も一人でできないことは、みんなで協力してやりたいです。(4年・男児)
 
はくりょくがあっておもしろかったです。(10代・小学生・女児)
 
サカイが、とくさつヒーローの手伝いをするときやると思わなかったから、びっくりしました。(10代・小学生・女児)
 
最後のえいぞうやビームがすごかったです。(10代・小学生・女児)
 
私も6年生だけど、そんな特さつなんてやる人はいないのですごいと思います。(6年・女児)

教員の感想

 
夢を持つ大切さ、どんなことでも、楽しみをもって、真剣にとりくむことが、自信になり、人生が豊かになるということを子どもが大好きな特撮づくり通して教えてもらいました。(女性)
 
舞台の変化はないのに、部屋、学校、公園それぞれの場所が思い浮かびました。本当にいそうな登場人物は子どもたちにも共感するところだと思うし、子ども目線で進む話に入り込みやすいと思いました。(女性)
 
とても迫力がありました。(女性)
 
表現の仕方、舞台の使い方、見せ方等、とても勉強になりました。どれだけ子どもたちに伝えられるかわかりませんが、学芸会に生かしたいです。(女性)
 
現代の子どもって夢がないな~って言われがちだけど、それは「やりたい」って思うことを支える大人や仲間が周りにいれば、叶えられる夢が見つかるんだなと思いました。(女性)
 
見終わった後に、心から「楽しかった」と思えるステキな作品でした。今の子どもたちにマッチしている内容だと感じました。(女性)
 
お話のテンポがよく、始めから最後まで非常によかったです。笑えるやりとりが多く、見ていてとても楽しかったです。小学生の1~6年生まで楽しめる内容だったと思います。(女性)
 
しだいに演劇から目がはなせなくなりました。次々、なかまになっていくストーリーは本当によかったです。ぜひ、うちの学校にもよべたらと思いました。(男性)
 
セリフ一つ一つが情熱と温かさを感じ、心打たれました。(女性)