STORY
1.「ともだちや」というお店を始めたキツネ。1時間100円で友だちになってあげようというのだ。そんな時、「トランプの相手をしろ」と、声をかけてきたのはオオカミ。トランプで遊んだ後にキツネがお代を請求すると、オオカミは目をとがらせ怒った…。「それがほんとうのともだちか。」
2.テンは、笛がとっても上手な女の子。
キツネに、「明日一日、オオカミと会わずに過ごせる?」と聞く。キツネは、オオカミとの約束を破ってテンと遊ぶ。でもキツネの頭の中は、オオカミのことでいっぱいで…。
3.キツネは、森の仲間のヘビのことが少し苦手。冬ごもり前のお別れの挨拶も、ヘビとはできなかった。オオカミと遊んでいても、年賀状を書いていても、冬眠中のヘビが心に引っかかって仕方がないキツネ。そして春がやってきて…。
MESSAGE
本気であそべる誰かはどこに・・・?
「本当の友だち」ってどんなものでしょう?
何でも「いいよ !」って言ってくれる子が「本当の友だち」とは限りません。
「本当の友だち」と遊ぶ時は、スマートフォンやゲームで遊ぶ時とは違って、きっと自分の思い通りにならない事が多いでしょう。
でも、話したいことや行きたい場所、好きな食べ物もバラバラで、時にはケンカをしたり、とことん言いたい事を言い合っても、「本当の友だち」だったら一緒に居られるのかもしれません。
このお芝居を観てくれた子どもたちが、お互いの考え方や感じ方の違いを認め合える「本当の友だち」と本気で遊んでくれたらとても嬉しいです。
そして友だちと一緒に嬉しい事を分かち合い、つらい事、悲しい事も乗りこえていって欲しいと心から願っています。
劇団うりんこ
上演時間 | 65分(休憩なし) |
構成人数 | 3名 |
準備時間 | 2時間30分 |
片付け時間 |
1時間30分 |
スタッフ |
原作:内田麟太郎 絵:降矢なな 脚本・演出:佃 典彦 『ともだちや』『あいつもともだち』『ともだちごっこ』(偕成社)より 美術:青木拓也 照明:四方あさお 衣裳:木場絵理香 音楽:内田アダチ 音響:椎名KANS 振付:下出祐子 デザイン:伊藤祐基 写真:清水ジロー |
キャスト |
佐々木政司 幸加 山内庸平(客演) |
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